阪神ダート1800mに求められるラップ適性

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阪神ダート1800mに求められるラップ適性

こんにちは。結城です。

今週はジャパンカップダート。
トランセンド、エスポワールシチーとこのレースの近2年の覇者が激突します。

阪神で開催されるようになって今年で4年目。
ある程度ラップの傾向も読めるようになってきていると思いますので、
今日は過去3年間のラップタイムを振り返ってみたいと思います。

2010年 稍重 優勝馬トランセンド
12.5-10.7-12.7-12.0-12.1-12.3-12.0-11.8-12.8 1.48.9

2009年 良 優勝馬エスポワールシチー
12.5-11.1-12.7-12.5-11.9-12.1-12.4-11.8-12.9 1.49.9

2008年 良 優勝馬カネヒキリ
12.4-11.2-13.1-11.7-11.8-12.4-12.0-12.1-12.5 1.49.2

2010年は稍重で少し時計の出る馬場でしたので、基本的には1分49秒台の決着。
例外なくGⅠらしい締まったラップになっています。

今年もトランセンドとエスポワールシチーという、
強力な2強が共に先行馬なので激流になる可能性が高い。
となると例年の勝ち時計の1分49秒台、もしくは1分48秒台で走れる力がないと勝ち負けできないレースなりそう。

良馬場で1分50秒を切るというのは、相当な力がないとできない芸当です。
今年のメンバーでそれができそうなのはトランセンド、エスポワールシチー。
あとはフェブラリーS・南部杯でトランセンドに肉薄しているダノンカモン。
昨年のJCダート4着、今年のフェブラリーS3着のバーディバーディ。
まだ隠している力がある馬もいると思いますが、実績があるのはこの4頭ぐらい。

2008年はラスト1Fが12.5ですが、09年・10年はラスト1Fが12秒台後半と少し掛かっています。
今年も速めのペースになる可能性が高そうですので、ラスト1Fが掛かることが想定されます。
ラスト1Fが掛かるということは、先行馬が失速して差しが届くということ。

過去3年で4コーナー8番手以下から馬券に絡んだのは、
シルクメビウス(09年)、ゴールデンチケット(09年)、グロリアスノア(10年)
この3頭で、やはり上がりが掛かった09年・10年に差し馬が馬券に絡んでいます。

馬券の中心は良馬場で1分49秒台を出せるような馬が良さそうですが、
差し馬も警戒しましょう!

それではまた!

 

(執筆者:結城智晴)

 

 

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